--- 詳細版 ---

45 その他外洋性さめ類 全水域


ヨゴレ Oceanic Whitetip Shark, Carcharhinus longimanus

&

ミズワニ Crocodile Shark, Pseudocarcharias kamoharai

&

クロトガリザメ Silky Shark, Carcharhinus falciformis


                                                PIC PIC

                                                                             ヨゴレ                                                           ミズワニ


PIC

クロトガリザメ


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まえがき

谷内(1997)は、日本のまぐろはえ縄で混獲されるさめ類として26種を挙げ、よく混獲される種をミズワニ、アオザメ、バケアオザメ、ハチワレ(オナガザメ類)、ヨシキリザメ、クロトガリザメ、ヨゴレの7種としている。中野(1996)は、地方公庁船の調査資料から北太平洋に分布する外洋性板鰓類15種の漁獲組成を報告している。ヨシキリザメはいずれの海域においても出現頻度が最も高く、これを除くと亜寒帯域ではアブラツノザメ、ネズミザメが、温帯域ではアオザメ、熱帯域ではミズワニ、ヨゴレ、クロトガリザメ、ハチワレの割合が高いことが示されている。また、松永・中野(1996)は、海洋水産資源開発センター調査資料と地方公庁船調査資料から南半球に出現する板鰓類として25種をあげ、ヨシキリザメ、ニシネズミザメ、アオザメ、ヨゴレ、クロトガリザメ、オナガザメ類、ミズワニ等の種が多く漁獲されていることを報告している。このうちヨシキリザメ、アオザメ、ネズミザメ、ニシネズミザメ、オナガザメ類については本編とは別に紹介されていることから、本編ではヨゴレ、ミズワニ、クロトガリザメの3種を、前掲種以外にまぐろはえ縄で頻繁に混獲される種として紹介する。

なお、ヨゴレとクロトガリザメについては、多くのまぐろ類地域漁業管理機関(Tuna-RFMO)において保存管理措置が実施されているほか、ワシントン条約(CITES)附属書IIに掲載されており、国際取引が規制されている。ヨゴレはCoP16(2013年3月)、クロトガリザメはCoP17(2016年9〜10 月)において、附属書IIへの掲載が採択され、それぞれ2014年9月、2017年10月に発効したが、我が国は、商業漁業対象種の持続的利用にあたっては、漁業管理主体である地域漁業管理機関または沿岸国が適切に管理していくべきとの立場等からこれを留保している。


最近の動き

2019年、中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)第15回科学委員会において、中西部太平洋のヨゴレの2回目の資源評価の結果が報告された(Tremblay-Boyer et al. 2019)。本系群については、船上保持禁止措置が2013年に発効しており、前回(2012年)の資源状態と比べて現在の漁獲圧力は半分以下(中央値:6.12から2.67)に減少していると推定され、最近年の資源量はわずかに回復しているが、現在の親魚量の水準は非常に低く、漁獲圧力も依然として高い水準にあることから、管理措置の効果は認められるものの、資源状態は依然として乱獲状態、過剰漁獲の状態であることが推測された。


利用・用途

ヨゴレ、クロトガリザメについては、肉は生鮮食品や塩干物として食用に、鰭はフカヒレスープの原料、皮は革製品の材料として利用されるほか、肝臓からはビタミン類が抽出され、工業用、化粧品用等に利用されるが、いずれの種も多くのまぐろ類RFMOによって船上保持が禁止されているほか、CITESによって国際取引が規制されている。ミズワニは、サイズも小さく肉も利用には不向きとされていることから、利用されていない(Compagno 2001)。


表1. 栄養補給から見た板鰓類の繁殖様式

表1

 

表2. ヨゴレ、ミズワニ、クロトガリザメの繁殖様式、産仔数、出生時の体長

表2

 

表3. ミズワニ、ヨゴレ、クロトガリザメの成熟体長と成熟年齢、妊娠期間、出産・交尾期に関する情報

MとFはそれぞれ雄、雌を表す。

表3

 

表4. ヨゴレとクロトガリザメの体長測定部位間の換算式

表4

PLは尾鰭前長の略。


図1

図1. 外洋性さめ類の分布(Last and Stevens 1994)


図2

図2. (a)ヨゴレと(b) FADに蝟集するクロトガリザメの日周鉛直移動

横軸は(a)時間または(b)日時、縦軸は遊泳深度を示し、グレーの部分は夜間、白い部分は薄明時の鉛直分布を示す。(a):Tolotti et al.(2017)、(b):Filmalter et al.(2015)。


図3

図3. ヨゴレの成長曲線

図4

図4. ミズワニの成長曲線

図5

図5. クロトガリザメの成長式

漁業の概要

ヨゴレは準産業規模の漁業や沿岸小規模漁業によって漁獲対象とされる場合があるほか、大規模漁業(まぐろ類やメカジキを対象とする遠洋はえ縄漁業、まき網漁業)において混獲されている(IOTC 2017a)。東部太平洋では、本種は1994〜2009年の間に平均で年間3,000個体が混獲されており、その90%はまき網(付き物操業)によるものと推定されている(Hall and Roman 2013)。中西部太平洋では、混獲の大部分ははえ縄漁業によると考えられており(Tremblay-Boyer et al. 2019)、はえ縄漁業の占める割合は65%(Molony 2005)を占めると推定されている。OFP(Oceanic Fisheries Programme)による推定では、まき網漁業による本種の混獲は本種の総混獲量の1.5%とされている(OFP 2008)。当該海域のまき網オブザーバーデータによれば、集魚装置(FAD)操業における本種の漁獲率は素群れ操業の漁獲率よりも高いとの推定もある(Tremblay-Boyer et al. 2019)。インド洋まぐろ類委員会(IOTC)事務局が取りまとめる統計資料によれば、2013〜2017年の漁獲量(報告値)は48〜503トン(2013〜2017年の平均値:230トン)であるが、未報告の漁獲があるため、実際の漁獲量はこれよりも多いと考えられている(IOTC 2017a、2017b)。

クロトガリザメは、はえ縄漁業やまき網漁業において混獲される。まき網漁業では、FADを用いた操業での混獲が多く、混獲される板鰓類の大部分を占めるとされる(Gilman 2011)。超音波発信器を用いた研究によれば、まぐろ類と同様に日中FADに蝟集すること、多くの時間、まき網漁具の設置水深より上に分布することから(Filmalter et al. 2015、Forget et al. 2015)、まき網漁業による影響が懸念されている。近年、混獲回避措置の検討のために、インド洋のまき網漁業で混獲されるクロトガリザメの死亡率に関する研究が行われている。Filmalter et al.(2013)は、インド洋において、3,750〜7,500個のFADが展開された場合、年間48万〜96万個体がFADへの絡まりによって死亡すると推定した。Poisson et al.(2014)は、まき網操業の一連の過程におけるクロトガリザメの死亡率を推定した。モッコ(取り上げ用の大型のタモ網)によってデッキにあげられた個体については72%が死亡しており、放流個体の48%が死亡していることから、トータルの死亡率は85%と高いのに対し、モッコに入らなかった個体の生残率は高く、網に絡まってデッキにあげられた個体の死亡率は18%であると報告している。Hutchinson et al.(2015)は、まき網で混獲されるクロトガリザメ未成魚の死亡率を84%以上と推定し、モッコに入った時点で生残率が著しく低下することを報告している。

メキシコ湾やカリブ海では、1980年代にクロトガリザメやヨゴレを対象とした漁業が存在し、フカヒレスープの原料として鰭の採取を目的とした利用が進んだ結果、個体数が大きく減少したとされる(Baum and Myers 2004)。東部太平洋では、本種はまき網、はえ縄、沿岸小規模漁業によって混獲されており、国別にはメキシコ、中央アメリカが漁獲量の大部分を占めている(Aires-da-Silva et al. 2013)。

インド洋においては、はえ縄漁業やまき網漁業により混獲されるほか、沿岸小規模漁業、準産業規模の漁業によって漁獲されている。スリランカでは、本種を対象とした大規模漁業が40年以上続いている。IOTC事務局が取りまとめる統計資料によれば、2013〜2015年の漁獲量(報告値)は2,896〜3,627トン(2012〜2016年の平均値:3,278トン)であるが、未報告の漁獲があるため、実際の漁獲量はこれよりも多いと考えられている(IOTC 2017c、2017d)。


日本における漁獲状況

水産庁では、「日本周辺クロマグロ調査委託事業(平成4〜8年度)」、「日本周辺高度回遊性魚類資源対策調査委託事業(平成9〜12年度)」、「日本周辺高度回遊性魚類資源調査委託事業(平成13〜17年度)」、「日本周辺国際魚類資源調査(平成18年度〜27年度)」、「国際漁業資源評価調査・情報提供事業 現場実態調査(平成28年度〜29年度)」及び「水揚げ地でのまぐろ・かじき・さめ調査結果(平成30年度)」において、日本の主要水揚港におけるまぐろはえ縄等によるさめ類の種別水揚量を調査している。それによると、まぐろはえ縄等で漁獲される主要な種類とそれぞれ1992〜2018年の合計値に占める割合は、ヨシキリザメ(68.3%)、ネズミザメ(19.1%)、アオザメ(6.2%)、オナガザメ類(2.0%)、メジロザメ類(0.2%)であった。ヨゴレについては、以前はメジロザメ類にまとめられていたと考えられるが、現在では各海域のまぐろ類RFMOにおける船上保持禁止規制により水揚げはされていない。わが国主要水揚げ港におけるメジロザメ類の水揚量は2016年以降0トンとなっている。また、商品価値のないミズワニは利用(水揚げ)されていない。クロトガリザメについては、種別の水揚量がコンスタントに記録され始めた2006〜2014年における総水揚量は1〜12トンであった。時系列で見ると、2006〜2010年にかけては6〜12トンの間で推移しているが、2011年には東日本大震災の影響により水揚量は1トンまで減少した。その後、2012〜2013年は3〜4トンの水揚げが見られるが、2014年にはWCPFCによる本種の船上保持禁止措置が導入され、気仙沼近海はえ縄漁船による自主規制によりはえ縄による水揚げがなくなったため、1トンまで減少した。2006〜2013年におけるさめ類の総漁獲量に占める本種の割合は0.01〜0.10%であった。漁法別の水揚量の割合に関して、はえ縄による水揚量は、規制が導入される2014年以前は1〜10トンで、クロトガリザメの総水揚量(2006〜2014年の合計値)の65%を占めていた。流し網による水揚量は0〜4トンで、本種の総水揚量の約24%を占めていた(2006〜2014年の合計値)。いずれも、全て宮城県における水揚げとなっている。2018年の我が国主要漁港における本種の水揚げ量は0トンとなっている。


生物学的特性

【分布】

ヨゴレ、ミズワニ、クロトガリザメはいずれも三大洋の熱帯〜亜熱帯域に主に分布する(Compagno 1984、Last and Stevens 1994、Compagno 2001)(図1)。Last and Stevens(1994)の分布図では、ミズワニの分布に多くの疑問符が付されているが、水産庁及び国際水産資源研究所の調査によれば、本種は熱帯海域に広く分布している。クロトガリザメについては、中央〜東部太平洋では、公海域よりも沿岸近くの沖合域で多く報告されている。太平洋のクロトガリザメの豊度と環境要因の関係を分析した研究によれば、太平洋熱帯域の一部の海域において、小型(全長90 cm未満)・中型(全長90〜150 cm)のCPUEと環境要因の間に正の相関があることが示唆されている(Lennert-Cody et al. 2018)。

鉛直分布については、ヨゴレは明瞭な日周鉛直移動は行わないと考えられていたが(Howey-Jordan et al. 2013)、近年の研究では個体差はあるものの、日中の遊泳深度は夜間よりも浅い傾向が示されている(図2a;Tolotti et al. 2017)。また、分析対象個体は大部分の時間を水深200 m以浅(Howey-Jordan et al. 2013)または混合層の中で過ごし(Tolotti et al. 2015、2017)、多くの個体は水深が浅く水温20℃以上の温かい場所を好むが(Tolotti et al. 2015)、鉛直行動は混合層の深さの変動や表面水温に影響されることが明らかとなった(Tolotti et al. 2017)。すなわち、表面水温が高くなる夏季には鉛直行動の振幅や周期長が大きくなり、表層50 mでの滞在時間が短くなる一方、水温が低くなる冬季にはその逆の傾向を示しており、本種は高温の水塊により体温が上昇し過ぎないように体温調節を行っていると考えられている(Andrzejaczek et al. 2018)。クロトガリザメについては、表層性であるが、深度18 m以浅の沿岸域での出現は稀である。超音波発信器を用いた研究によれば、FADに蝟集するクロトガリザメは、日中は深度25 m以浅で行動するが、日没後は頻繁な鉛直移動を行い(図2b)、遊泳水深は深度250 mまで達するとされる(Filmalter et al. 2015)。また、カリブ海で行われた電子標識を用いた行動調査によれば、表層から深度640 m(11.5〜27.5℃)の範囲を利用するものの、多くの場合混合層の上部(150 m以浅)の24〜27℃の水塊を利用すること、日中は夜間よりも深い場所を利用する日周鉛直移動を示すことが報告されている(Hueter et al. 2018)。太平洋で行われた電子標識を用いた研究でも同様の傾向が示されており、未成魚は浅く水温が高い混合層にほぼ100%分布することが示されているほか、冷水が分布する環境下では鉛直分布が10m以浅に限定されるのに対し、より温かい水温が分布する環境下では鉛直移動のレンジが広くなることが示されている(Hutchinson et al. 2019)。

系群構造については、近年のミトコンドリアDNAに基づく分子生物学的研究によれば、ミズワニについては大西洋とインド洋の間で遺伝的な交流があることが示唆されている(Ferrette et al. 2015)。ヨゴレについては、大西洋の東西で遺伝的な交流が制限されていること、大西洋東部とインド洋の間には交流があることが示唆されている(Camargo et al. 2016)。クロトガリザメについては、太平洋内と全大洋の個体群を対象とした研究が行われている。ミトコンドリアDNAの調節領域を用いた研究によれば、太平洋の東部と西部の間で遺伝的組成は弱いながらも有意に異なっていることが示されている(Galvan-Tirado et al. 2013)。また、大西洋西部とインド−太平洋間で遺伝的組成が大きく異なり、インド−太平洋内にも複数の分集団の存在が認められ、全大洋で5つの遺伝的集団が存在する可能性が示唆されている(Clarke et al. 2015)。南北にわたって大西洋西岸で収集された標本に基づく研究によれば、北西大西洋と南西大西洋の個体群は遺伝的に異なる可能性が示唆されている(Domingues et al. 2018)。


【産卵・回遊】

板鰓類(さめ・えい類)の繁殖様式は多様であり、卵生と胎生に大別される。谷内(1988)は母体からの栄養補給の面から、繁殖様式を定義している(表1)。それによると、胎生はさらに偶発胎生と真正胎生に分かれ、真正胎生は卵黄依存型と母体依存型に二分される。母体依存型はさらに、卵食性・共食い型、胎盤類似物型、胎盤型の3つに分けられる。

繁殖様式は、ヨゴレとクロトガリザメが胎生、胎盤型(Compagno 1984)、ミズワニが胎生、卵食・共食い型(Fujita 1981、White 2007a)である。それぞれの産仔数は、ヨゴレは2〜9尾(平均6尾)(Backus et al. 1956)、1〜14尾(平均6.2尾)(Seki et al. 1998)、1〜10尾(Tambourgi et al. 2013)、10〜11尾(Joung et al. 2016)、3〜9尾(平均5.8尾)(Varghese et al. 2017)、ミズワニは平均3.9〜4尾(Compagno 1984、White 2007a、Oliveira et al. 2010、Dai et al. 2012)、クロトガリザメは1〜14尾(平均的には5〜8尾)と報告されている(Bonfil et al. 1993、Oshitani et al. 2003、Joung et al. 2008、Hall et al. 2012、Mauricio Hoyos-Padilla et al. 2012、Galvan-Tirado et al. 2015、del Carmen Alejo-Plata et al. 2016、Varghese et al. 2016、Grant et al. 2018)である(表2)。

出生時の体長は、ヨゴレが40〜55 cm(Seki et al. 1998)、全長50〜66 cm(White 2007b)、全長64.2〜65.0 cm(Varghese et al. 2017)、ミズワニが全長40〜42 cm(Fujita 1981)、全長41 cm(Compagno 1984)、全長36.0〜45.0 cm(White 2007a)、クロトガリザメが全長60〜81.1 cm(Bonfil et al. 1993、Joung et al. 2008、Hall et al. 2012、Galvan-Tirado et al. 2015)、尾鰭前長48〜60 cm(Oshitani et al. 2003)である(表2)。

繁殖に関して、ヨゴレの出産期については様々な見解があり、長期間にわたり季節性は無いとする説(Seki et al. 1998)、3〜5月(Varghese et al. 2017)、晩春または初夏に交尾・出産が行われるとする説(Backus et al. 1956)がある。妊娠期間は、1年前後と推定されており(Backus et al. 1956、Varghese et al. 2017)、繁殖周期については2年と推定されている(Backus et al. 1956、Tambourgi et al. 2013)。ミズワニでは、明瞭なパターンが認められず、出産も周年にわたって行われると推定されている(White 2007a、Oliveira et al. 2010)。交尾期については、5〜7月に弱いピークが認められるものの、他の時期にも交尾が行われる可能性があること、出産後または休止期の雌が周年観察されており、休止期は比較的長期にわたることが推定されている(Oliveira et al. 2010)。クロトガリザメについては、妊娠期間は11〜12ヶ月と推定されている(Bonfil et al. 1993、Mauricio Hoyos-Padilla et al. 2012)。出産は周年行われるとする報告(Hall et al. 2012)がある一方、晩春(Branstetter 1987)〜初夏(Bonfil et al. 1993)、5〜7月(Oshitani et al. 2003)との報告もある。del Carmen Alejo-Plata et al.(2016)は、出産は周年行われるがピークは5〜10月としている。交尾期については、晩春(Branstetter 1987)、5〜7月(Galvan-Tirado et al. 2015)と推定されている。繁殖周期については、出産、交尾が晩春に起こるものの出産後に卵巣卵が未発達であることから、休止期を挟んで2年の可能性があるとされる(Branstetter 1987)。各研究の推定値を表3に示す。

電子標識を用いた研究によれば、ヨゴレは特定の場所に留まる、もしくは移動後に特定の場所に回帰するsite fidelityを示すことが明らかとなっている(Howey-Jordan et al. 2013、Tolotti et al. 2015)。


【成長・成熟】

ヨゴレの成長式は太平洋(Seki et al. 1998、Joung et al. 2016、D’Alberto et al. 2017)と大西洋(Lessa et al. 1999)の個体群について報告されている(図3)。成熟体長及び年齢に関しては、ヨゴレについていくつかの推定値が示されており、雌雄ともに尾鰭前長125〜135 cmで4〜5歳(Seki et al. 1998)、雌雄ともに全長180.0〜190.0 cmで6〜7歳(Lessa et al. 1999)と推定されているほか、雌雄別では、雌が全長170 cm(Tambourgi et al. 2013)から187.7 cm(Varghese et al. 2017)、193.4 cmで8.8歳(Joung et al. 2016)、224 cmで15.8歳(D’Alberto et al. 2017)、雄が全長170〜190 cm(Tambourgi et al. 2013)から207.2 cm(Varghese et al. 2017)、194.4 cmで8.9歳(Joung et al. 2016)、193 cmで10歳(D’Alberto et al. 2017)と推定されている(表3)。体長測定間の換算式については、体長測定部位が研究者によって、尾鰭前長、尾叉長、全長とまちまちであることから、これまで公表されている換算式を表4に引用した。ミズワニの成長式は、南西大西洋(Lessa et al. 2016)で推定されており(図4)、成熟体長及び年齢に関しては、雌が全長87.0〜103.0 cm、雄が全長72.5 cm(White 2007a)、雌が3.1歳、雄が5.1歳(Lessa et al. 2016)と推定されている。

クロトガリザメについては、太平洋(Oshitani et al. 2003)、台湾近海(Joung et al. 2008)、バハ・カリフォルニア近海(Sanchez-de Ita et al. 2011)、インド洋の個体群については、インドネシア近海(Hall et al. 2012)、インド西部(Varghese et al. 2016)、大西洋の個体群については、メキシコ湾(Branstetter 1987)とカンペチェバンク(Bonfil et al. 1993)で漁獲された個体を対象として成長式が推定されている(図5)。体長測定部位が研究者によって、尾鰭前長、尾叉長、全長と様々であるので、これまで公表されている測定部位間の換算式を表4に示す。

成熟体長は、雄が全長178〜225 cm(Branstetter 1987、Bonfil et al. 1993、Joung et al. 2008、Hall et al. 2012、Mauricio Hoyos-Padilla et al. 2012、Galvan-Tirado et al. 2015、del Carmen Alejo-Plata et al. 2016、Varghese et al. 2016、Grant et al. 2018)、尾鰭前長200〜206 cm(Oshitani et al. 2003)、雌が全長180〜245 cm(Branstetter 1987、Bonfil et al. 1993、Joung et al. 2008、Hall et al. 2012、Mauricio Hoyos-Padilla et al. 2012、Galvan-Tirado et al. 2015、del Carmen Alejo-Plata et al. 2016、Varghese et al. 2016、Grant et al. 2018)、尾鰭前長186 cm(Oshitani et al. 2003)と推定されており、成熟年齢は雄が6〜13歳、雌が6〜15歳と推定されている(Branstetter 1987、Bonfil et al. 1993、Oshitani et al. 2003、Joung et al. 2008、Hall et al. 2012、Grant et al. 2018)。各研究の推定値を表3に示す。


【食性・捕食者】

クロトガリザメについては、主に魚類を主として、いか類や外洋性のかに類も捕食すると報告されている(Compagno 1984、Varghese et al. 2016、Estupiñán-Montaño et al. 2018)。バハ・カリフォルニア近海で漁獲されたクロトガリザメの胃内容物の分析によれば、コシオレガニやアメリカオオアカイカなどの甲殻類・軟体類が大部分を占め、次いでマサバが多いことが報告されており、栄養学的ニッチ幅は低いと推定されている(Cabrera-Chávez-Costa et al. 2010)。また、東部太平洋において、FAD周辺で収集されたクロトガリザメの胃内容物を分析した研究によれば、沿岸と沖合で摂餌パターンが異なること、FADに関連した餌種の出現割合が高いこと、捕食者の体サイズと餌の最大サイズには正の相関があるが餌の最小サイズは捕食者のサイズによらず一定であることなどが明らかとなった(Duffy et al. 2015)。一方、インド洋で報告された同様の研究によれば、胃内容物の多くは、FADに蝟集していない種(ワタリガニ科の甲殻類、トビウオ科の魚類、ホタルイカモドキ科の頭足類など)であり、FADへの本種の集群行動は捕食上のメリットのみでは説明できないことが示唆されている(Filmalter et al. 2017)。インド洋で漁獲された個体の胃内容物分析によれば、未成魚ではワタリガニ科のカニが優占するのに対し、成魚ではイカや魚類の割合が増加するとの報告がある(Varghese et al. 2016)。


資源状態

Taniuchi(1990)は、太平洋及びインド洋における日本の地方公庁船の漁獲成績報告書を分析し、1973〜1985年の間で、まぐろはえ縄調査で漁獲されるさめ類のCPUEがほぼ一定であったと報告している。中西部太平洋水域においては、2012年に太平洋共同体事務局(SPC)の専門家グループによりヨゴレの資源評価が行われ、推定された親魚量、総資源量、加入量はいずれも一貫して減少傾向を示していることから、資源の動向は減少傾向と考えられる。また、資源状態については、漁獲は過剰漁獲の状態にあり、資源も乱獲状態にあるとされた(Rice and Harley 2012)。この結果は同年WCPFC第8回科学委員会において承認され、2013年に当該海域におけるヨゴレの船上保持が禁止された(CMM2011-04)。2019年、WCPFCの第15回科学委員会において中西部太平洋系群に関する第2回目の資源評価結果が報告された。資源評価期間は1995年から2016年で、前回と同じく統合モデルによる解析が行われた。前回から、漁獲量やCPUE、サイズデータが追加・更新されたほか、放流個体の死亡率が考慮され、成長式が更新された。リファレンスケースに基づく資源状態の推定結果は、前回の資源評価の最終年以降、資源の減少傾向は大きく改善されたものの、前回と同じくMSYを管理基準値とした場合、乱獲状態(SB / SBMSY<0.1)、過剰漁獲(F / FMSY:2.67)の状態であることが推定された。管理措置が発効された後(2013-2016年)に漁獲圧力が低下し(F / FMSY:6.12→2.67)、最近年の資源量はわずかに回復しているが、現在の親魚量の水準は非常に低く(SSBrecent / SSBMSYの中央値:0.09、80%信頼区間は0.05-0.17)、漁獲圧力も依然として高い水準にある(Tremblay-Boyer et al. 2019)。今回の資源評価では将来予測が行われていないため、今後の本資源の動態については不明である。管理措置の導入後に漁獲量やサイズデータの質・量が低下したことにより資源評価の不確実性が大きくなっていることが指摘されており、科学委員会はこの問題を検討すること、放流後の生残率を高めるためのハンドリング・放流方法の改善を続けること、今回の資源評価結果をもとにした将来予測を実施すること等を勧告した。

インド洋においては、いくつかの国がヨゴレの標準化したCPUEを発表しているが、大きな減少傾向は示されていない。2020年に混獲生態系作業部会においてインディケーター解析が行われる予定である。大西洋系群については、資源評価は行われていない。

ミズワニの資源評価については、いずれのまぐろ類RFMOでも行われていない。

クロトガリザメについては、中西部太平洋系群については、2018年のWCPFC第14回科学委員会において、太平洋全域を対象としたクロトガリザメの資源評価の結果が報告された(Common Oceans (ABNJ) Tuna Project 2018)。この解析は、WCPFCとIATTC(全米熱帯まぐろ類委員会)が共同で、中西部太平洋と東部太平洋のデータ(主にまき網)を統合して行われた。分析の結果、データ量は改善したものの、推定した資源量指数やサイズデータの不確実性が高い上に、東西の資源量指数に異なるトレンドが見られ、推定された資源量の変動ではサイズデータの変動が説明できないなどの理由により、信頼性の高い資源評価結果を得ることはできなかった。中西部太平洋系群について推定された結果は、2016年の親魚資源量は漁業が存在しないと仮定して推定した親魚資源量の47%であり(SB2016 / SB0:0.47)、MSY水準を上回っている(SB2016 / SBMSY:1.18)ことから、資源は乱獲されていないものの、漁獲強度はMSY水準を上回っており(F2016 / FMSY:1.61)、過剰漁獲の状態にあると推定された。このことから、科学委員会は予防的措置として現行の管理措置(船上保持禁止)を継続することを勧告した。より頑健な資源評価を行うためには、太平洋内のクロトガリザメの空間構造や移動率に関する情報・理解を改善すること、より広範な海域の漁業データを収集することが必要とされた。

大西洋系群については、資源評価は行われていないものの、はえ縄漁業を対象とした生態学的リスク解析が行われており、大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)海域で主に漁獲または混獲される代表的な板鰓類20種の中でクロトガリザメの北資源は8または11番目(評価方法によって異なる)に、南資源は5、6、11番目に脆弱な種であると推定されている(ICCAT 2017)。この解析では、本種の生産力は極めて低くはないものの、漁獲サイズで見た時の混獲のされやすさと放流後の死亡率が高いため、上述した推定結果となっていると考えられる(Cortés et al. 2010)。

東部太平洋系群については、まき網のFAD操業において収集されたオブザーバーデータに基づき資源状態の傾向の分析が2014年にIATTC事務局により行われた。標準化されたCPUEの傾向は、北資源で初期(1994〜1998年)に急激に減少した後安定し(1996〜2006年)、さらに増加、減少傾向を示し、南資源でも初期(1994〜2004年) に急激な減少を示し、その後低位安定傾向を示す結果となった。解析初期(1990年代)の漁獲情報が不足していること、まき網以外の漁業データが不十分であることなどから、資源状態や管理基準値の推定は行われておらず、今後は漁獲戦略評価(MSE)による管理基準値や漁獲管理ルール(Harvest Control Rule)の決定が必要であると考えられる(Aires-da-Silva et al. 2014)。

インド洋系群については、2019年のIOTC混獲生態系作業部会において資源評価が行われる予定であったが、データ不足のため資源評価は行われなかった。


管理方策

現在、ICCAT、IATTC、WCPFC、IOTCの三大洋のまぐろ類RFMOにおいては漁獲されたさめ類の完全利用(頭部、内臓及び皮を除く全ての部位を最初の水揚げまたは転載まで船上で保持すること)及び漁獲データ提出が義務付けられているおり、2019年のWCPFCでは、2020年11月以降、(ア)水揚げまでヒレを胴体から切り離さない、または、(イ)船上では切り離したヒレと胴体を同じ袋に保管する等の代替措置を講じる、ことが合意されたいる。加えて、WCPFCでは、2014年の年次会合において、@まぐろ・かじき類を対象とするはえ縄漁業は、ワイヤーリーダー(ワイヤー製の枝縄及びはりす)またはシャークライン(浮き玉または浮縄に接続された枝縄)のいずれかを使用しないこと(ワイヤーリーダーやシャークラインの詳細については、用語集を参照のこと)、Aさめ類を対象とするはえ縄漁業は、漁獲を適切な水準に制限するための措置等を含む管理計画を策定すること、が合意されている。このほか、ヨゴレの船上保持が禁止されており、生きて漁獲された個体については可能な限り生存放流することが推奨されている。クロトガリザメについては、ICCAT、WCPFCにおいては、本種を対象とした船上保持禁止措置が導入されている。東部太平洋のクロトガリザメに関しては、2016年のIATTC第90回会合において、2017〜2019年に、IATTC海域において@混獲された魚体の船上保持禁止(まき網漁船)、A航海毎の混獲量の上限を全魚種の漁獲量の20%以下に制限(さめを対象としないはえ縄漁船)、B体長100 cm以下の小型魚の漁獲量を本種漁獲量の20%以下に制限(浅縄を使用するはえ縄漁船)、等をはじめとする管理措置が採択された。ミズワニに特定した保存管理措置はまぐろ類RFMOで合意されていない。

また、ヨゴレとクロトガリザメについては、2013年3月及び2016年9〜10月に開催されたCITES第16、17回締約国会議において附属書IIへの掲載が提案され、投票の結果採択された。附属書II掲載はそれぞれ2014年9月、2017年10 月から発効し、本種の魚体、鰭などを含む一切の派生物を貿易する際は、輸出国による輸出許可書の発給が必要となり、公海域で採捕し自国に持ち帰る行為(海からの持込み)についても証明書の事前発給が義務付けられることとなった。我が国は、商業漁業対象種の持続的利用にあたっては、漁業管理主体である地域漁業管理機関または沿岸国が適切に管理していくべきとの基本的な立場に加え、主にまき網で混獲されるクロトガリザメについては、漁獲物の選別が陸揚げ後に行われるため、海からの持込みにおいてCITES上の義務である証明書の事前発給は困難であること等の理由から、本種の附属書II掲載について留保している。


その他外洋性さめ類(全水域)の資源の現況(要約表)

種名 ヨゴレ ミズワニ クロトガリザメ
資源水準 低位(中西部太平洋) 調査中 低位(中西部太平洋)
資源動向 増加(中西部太平洋) 調査中 減少(中西部太平洋)
世界の漁獲量
(最近5年間)
調査中 調査中 調査中
我が国の漁獲量
(最近5年間)
50〜144個体*1 2,035〜5,261個体*1 201〜742個体*1
管理目標 検討中 なし 検討中
資源評価の方法 統合モデル(中西部太平洋) 未実施 統合モデル(中西部太平洋)
資源の状態 Fcurrent/FMSY=2.67
SBcurrent/SBMSY=0.09
(中西部太平洋)
調査中 Fcurrent/FMSY=4.48
SBcurrent/SBMSY=0.7
(中西部太平洋)*2
管理措置 船上保持禁止 漁獲物の完全利用等*3 船上保持禁止(ICCAT、WCPFC)
漁獲物の完全利用等(IATTC、IOTC)
まき網における船上保持禁止(IATTC)
はえ縄漁獲量・小型個体の漁獲量制限(IATTC)
管理機関・関係機関 ICCAT、IATTC、WCPFC、IOTC、CITES なし IATTC、ICCAT、IOTC、WCPFC、CITES
最新の資源評価年 2019年(中西部太平洋) なし 2014年(東部太平洋)
2018年(太平洋)
次回の資源評価年 2020年(インディケーター分析:インド洋) なし なし

*1 オブザーバーデータに基づく全大洋での観察個体数(ヨゴレについては全水域で保持禁止のため、水揚げ・利用はしていない)。

*2 2018年に報告された太平洋全域の個体群を対象とした資源評価結果については、信頼性が低いとされているため、2013年の結果を残した。

*3 本種の場合は、ヒレ等を利用する場合は、残りの魚体も投棄せず利用することが管理措置の趣旨となる。詳しくは「34. さめ類の漁業と資源調査(総説)」を参照。


執筆者

かつお・まぐろユニット
かじき・さめサブユニット
国際水産資源研究所 かつお・まぐろ資源部 まぐろ漁業資源グループ

仙波 靖子・倉島 陽


参考文献

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