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50 ミンククジラ オホーツク海・北西太平洋

Common minke whale, Balaenoptera acutorostrata

                                                                   
PIC
図1. ミンククジラ(胸びれの白斑と細く尖った頭部が特徴)(野路滋撮影)

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最近の動き

改訂管理方式(RMP)の第2回適用試験は2013年に終了した。2012年の日本沿岸域の目視調査による資源量推定値がIWC科学委員会(SC)に提出された。現在、系群問題(後述)を解決するために、2016年に終了した第U期北西太平洋鯨類捕獲調査データの追加解析(JARPNII)、定置網に混獲された個体への衛星標識装着技術の開発、船上からの衛星標識装着の試み等が行われている。また、オホーツク海においてロシアと共同目視調査を実施し、系群及び資源量に関する情報を収集している。さらに、北西太平洋における新たな鯨類科学調査計画案(NEWREP-NP:2017年の開始を目指して科学委員会でレビュー手続き中)においても、RMPによるより精緻な捕獲頭数の算出に向け、系群問題を含む科学的課題に対応することとしている。


利用・用途

鯨肉は、刺身、大和煮(缶詰)、鍋物材料、ベーコンなど、ヒゲ板は工芸品の材料として利用される。かつては鯨油を工業原料として利用していたが、現在は需要がない。


図2

図2. 北大西洋におけるミンククジラの捕鯨頭数の推移(1930〜2015年)(定置網等による混獲を含まない)


図3

図3. 浮上したミンククジラ


図4

図4. ミンククジラ(オホーツク海・北西太平洋系群)の分布図


図5

図5. ミンククジラ(オホーツク海・北西太平洋系群)の春から夏の回遊経路(Hatanaka and Miyashita(1997)を改変)


付表1

付表1. 北西太平洋でのミンククジラの捕獲頭数(1930〜2015年)(定置網等による混獲を含まない)


漁業の概要

本種は、17世紀に隆盛を迎えた古式捕鯨でも捕獲していたとされるが、記録に残されていない(Ohsumi 1991)。これは、当時ナガスクジラなどほかの鯨類と区別されていなかったためと推測される。本種についての捕獲の記録があるのは近代捕鯨になってからで、1920年代末に盛んになった沿岸の基地式捕鯨業の一種である小型捕鯨業によるものである(Omura and Sakiura 1956)。本系群は1987年まで小型捕鯨業で商業的に捕獲されていた。主な漁場は、三陸、道東沖並びに北海道オホーツク海沿岸であった。春〜夏のオホーツク海沿岸では、本系群とは別の東シナ海・黄海・日本海系群が混じっていることが知られている。

1988年以降は国際捕鯨委員会(IWC)が採択した商業捕鯨モラトリアムにより、商業捕鯨は停止状態にある。一方、IWCの改訂管理方式(櫻本 1996、田中2002)の適用試験で想定された系群構造仮説を検証することを目的に、我が国により国際捕鯨取締条約第8条に基づく捕獲調査(JARPN)が1994〜1999年まで行われ、十分な精度で系群が識別できる標本数として毎年100頭を上限に捕獲した。2000年以降、北西太平洋における鯨類と餌生物を巡る生態系の解明を主な目的とした捕獲調査(JARPN II)の予備調査が行われ、2001年まで沖合で100頭を捕獲した。2002年からは本格的な調査が始まり、2004年までは沿岸で捕獲した50頭を加え合計150頭、2005年以降は沿岸で捕獲した120頭を加え220頭を上限に捕獲した。これら標本数は、胃内容物から餌生物組成を十分な精度で推定できる基準で設定され、情報の蓄積に伴い変化してきた。しかし、2014年から最終年である2016年までは、国際司法裁判所の「南極における捕鯨」訴訟判決を受け、調査目的を鯨類と餌生物を巡る生態系の解明に限定し、その目的達成のために非致死的手法で得られたサンプルで捕獲サンプルの一部を代替可能かどうか沿岸海域において検証することとした。その結果、捕獲の規模は縮小され、目標とする捕獲標本数は沿岸で102頭、沖合で0頭となった。非致死的方法については、バイオプシーによる表皮採集や脱糞行動の観察と糞採集に実行可能性・代替可能性があるかについて実証試験を開始した。

1930〜2015年の捕獲頭数の推移を図2に示す。本種は、1950〜1980年代半ばまで毎年300頭程度の捕獲が安定して継続していたことがわかる。近年、沿岸の定置網等による毎年100頭以上の混獲が報告されている。


生物学的特徴

本種は、胸びれの白斑と細く尖った頭部から識別できる(図1、図3)。本系群は冬季に繁殖のため低緯度海域(少なくとも北緯30度以南)に回遊すると想定されるが、冬季の南限は確認できていない。その後、初夏に北部太平洋岸を北上、夏季に大部分がオホーツク海を回遊する。また、夏季には千島列島東方沖合や北海道沿岸にも分布する。遺伝情報や形態情報から、本系群は東経170度まで分布していることがわかっている(図4)。本種は、初夏の北部太平洋沿岸には未成熟個体が多い。成熟雌は夏季の高緯度海域(オホーツク海)に多く、夏季終わりには東部北海道沖に多いことが知られており、成熟段階による棲み分けをしているとされている。成熟雄は夏季に成熟雌より南方の千島列島東方を中心とした海域に分布する(図5)。

本系群は、1〜2月に交尾、10.5〜11か月の妊娠期間を経て、体長(上顎先端から尾鰭切れ込みまでの直線距離)2.6 mの胎仔を出産する。なお、東シナ海・黄海・日本海系群の交尾期は10〜11月で、本系群と異なる(Kato 1992)。性成熟体長は、雄6.3 m、雌7.1 mと推定されている(加藤 1990)。本種は年齢形質である耳垢栓の年輪が読みにくいため、耳垢栓が読みやすい南半球産の別種のクロミンククジラ(Antarctic Minke Whale, B. bonaerensis)から年齢査定をしており、性成熟年齢は6〜8歳と類推されている。また、自然死亡係数は、0.11と推定されている。

本種は、サンマ、スケトウダラ、カタクチイワシ、マイワシ、マサバ、イカナゴなど数種の魚類のほか、スルメイカ、オキアミなどを捕食する(Tamura and Kato 2003、Yoshida et al. 2015)。釧路で捕獲されたミンククジラの胃内容物調査によれば、カタクチイワシにかわってマイワシが主要な餌となっている(Kishiro et al. 2016)。


資源状態

本系群の資源量は、我が国が実施した目視調査より、調査船上で見落としがないとの前提でライントランセクト法(Buckland et al. 1993、岸野1991、宮下 1990)により、25,049頭(95%信頼区間、13,700〜36,600頭)と推定されている(Buckland et al. 1992、Miyashita and Shimada 1994、IWC 1997)。しかし、北半球産本種の発見の手がかりは、ほとんどがほんの一瞬海面上に出す体(背中)であり、非常に見えにくいため(図3)、目視調査結果から密度を推定する際の調査線上の発見率;g(0) が100%という仮定が成り立たず、過小推定となっている。その結果、独立した観察者を別途設けてg(0)を推定するため、g(0) の値は、トップバレル(海面からの眼高差約20 m)の観察者で0.754、トップバレルとアッパーブリッジ(同約12 m)の観察者全体で0.822と推定された(Okamura et al. 2009)。また、沿岸域に限った資源量ではあるが、2012年の釧路沖では5〜6月で461頭(95%信頼区間、157〜1,352頭)、7〜9月で433頭(95%信頼区間、160〜1,172頭)、三陸沖では5〜6月で124頭(95%信頼区間、61〜251頭)という推定値が得られている(Hakamada et al. 2016)。

本系群の資源量の初期資源量に対する割合は、1991年当時の解析では、初期資源量(1930年)に対して61〜88%と推定されている(Anon. 1992)。その後。IWCにおいて、Hitter・Fitter法(de la Mare 1989)を用いて資源評価が行われた結果(袴田 1999)、現実的な仮定の下では資源は増加傾向を示した。また、1999年の成熟雌は初期資源量に比べて70%以上の大きさを持つと考えられており、資源は比較的高位にあると判断された。一方、2013年に終了した第2回目のRMP適用試験の結果では、下記のように系群仮説の問題から一致した結論が得られなかったものの、基本的な6つのケースの平均で、我が国太平洋岸では年間17頭の捕獲枠が試算され、初期資源量に対する割合は、少なくともこれらのケースでは、RMPのもとで捕獲枠が算出される54%以上にあることが示された。


【資源評価・水準・動向】

IWCでは、Hitter・Fitter法と呼ばれるプログラムを開発しており(de la Mare 1989)、これを用いて北西太平洋ミンククジラの資源評価を行った(袴田 1999)。資源評価はパラメータにいくつかの仮定をおいた上で解析が行われ、その結果、現実的な仮定の下では資源は増加傾向を示している。また、1999年の成熟雌は初期資源量に比べて70%以上の大きさを持つと考えられており、資源は比較的高位にあると判断することができる。本プログラムによると、資源は近年増加傾向にある。


【系群の問題】

1980年代より、IWC科学委員会において、北西太平洋には日本海・黄海・東シナ海系群(J系群)とオホーツク海・西太平洋系群(O系群)の2つの系群が存在することが知られていた。一方で、1993年の同委員会年次会合で、北太平洋に分布するのはO系群だけでなく、沖合海域に別の系群(W系群)及び亜系群が存在する可能性が指摘された。このため、その解明を目的に1994年から開始された北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPN)では、亜系群が存在するとの仮説が否定されたが(後藤・上田 2002)、IWC科学委員会で合意を得ることができず、依然として北西太平洋に2ないし3系群が存在するという科学者と5系群が存在するという科学者の間で議論が続いている。さらに、2010年から実施された第二回目のRMP適用試験では、これら系群に加え黄海系群(Y系群)の存在が指摘され、系群構造仮説がより複雑になっている。また、夏期オホーツク海に回遊するJとO両系群の割合を推定するためにバイオプシー調査が実施されたが、標本数が少なく結論が得られていない。これらの問題を解決するため、DNA解析と平行して、衛星標識装着による移動追跡が試みられている。


管理方策

【改定管理方式(RMP)】

本系群の商業捕獲は、資源状態にかかわらず1988年より停止状態にある。IWCは商業捕鯨のモラトリアムを行う一方で、対象資源の包括的資源評価を実施している。本系群の包括的資源評価は1992年に完了していたが、旧管理方式(NMP)の下での資源分類については統一した見解に至らなかった。その理由は、NMPは多くの生物学的パラメータなどの情報を必要とし、その不確実性により結果が大きく左右されることから、その運用が困難になったためである。これを受けて、新たに開発されたRMPを適用させる仕様書が1993年に京都で開催されたIWC年次会合に提出された。RMPにはフィードバック管理の考え方が取り入れられ、徹底したシミュレーションテストを通して様々な不確実性の下でも安全な管理が行える(田中1996a, b)。RMPによる捕獲枠計算の最終段階において必要な情報は、目視調査から推定される資源量推定値と過去の捕獲実績のみであるが、系群構造の仮説は捕獲枠算定に大きく影響するため、最大の争点となっている。IWCは、本系群に対するRMPの適用試験をIWC科学委員会に指示し(IWC 2002)、第1回目の結果が2003年にIWC科学委員会に報告された(Anon. 2003)。それによると、1,104通りのシミュレーションを行い、最も妥当性が高い系群構造の仮説では、平均で150頭程度(最小63頭、最大311頭)の商業的捕獲枠が試算された。これをもって本系群への第1回目のRMP適用試験は終了した。その後集積された新たな情報も加え、2010年から2回目のRMP適用試験を開始し、2013年に終了した。ここでは836通りの組み合わせでシミュレーションを行い、最も妥当性が高い系群構造の仮説では、100年間の平均で年69頭程度(最小17頭、最大123頭)の商業的捕獲枠が試算された(Anon. 2014)。しかし、系群仮説等については合意に至っていない。



ミンククジラ(オホーツク海・北西太平洋)の資源の現況(要約表)

資源水準 高位
資源動向 増加傾向
世界の捕獲量
(最近5年間)
なし(商業捕鯨モラトリアムが継続中)
我が国の捕獲量
(最近5年間)
捕獲調査により70〜182頭
(2014年からは捕獲調査により年間102頭が上限)
管理目標 商業捕鯨モラトリアムが継続中であり、未設定
資源の状態 西部北太平洋では目視調査により増加傾向判明
管理措置 商業捕鯨モラトリアムが継続中
管理機関・関係機関 IWC
最新の資源評価年 2013年
次回の資源評価年 未定

執筆者

外洋資源ユニット
鯨類サブユニット
国際水産資源研究所 外洋資源部 鯨類資源グループ

南川 真吾・宮下 富夫


参考文献

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