--- 要約版 ---

07 ビンナガ 北太平洋

Albacore

Thunnus alalunga

                                                       
PIC

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図

ビンナガの分布と主な漁場


図

北太平洋ビンナガの年齢と尾叉長(cm)の関係


図

北太平洋ビンナガの漁法別漁獲(上図)、国別漁獲量(下図)


図

北太平洋ビンナガの親魚資源量の経年変動


図

北太平洋ビンナガの加入量の推移


図

推定された漁獲死亡係数


ビンナガ(北太平洋)の資源の現況(要約表)

資源水準 中位
資源動向 横ばい
世界の漁獲量
(最近5年間)
6.5〜9.3万トン
平均:7.8万トン(2007〜2011年)
我が国の漁獲量
(最近5年間)
3.8〜6.7万トン
平均:5.1万トン(2007〜2011年)


管理・関係機関
中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)
全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)
北太平洋におけるまぐろ類及びまぐろ類似種に関する国際科学委員会(ISC)

最近一年間の動き
2011年6月にISCにより資源評価が実施され、資源状態は健全で、現状(2006-2008年)の漁獲圧は過剰ではないとされた。2011年の漁獲量は8.3万トン(暫定値)で前年の120%であった。資源評価の精度向上のため、漁業の情報、CPUE、生物学的情報(成長等)の改善が必要であるとされた。

生物学的特性
  • 寿命:16歳以上
  • 成熟開始年齢:5歳
  • 産卵期・産卵場:4〜6月が盛期、台湾・ルソン島からハワイ諸島近海(水温24℃以上の水域)
  • 索餌場:温帯域
  • 食性:魚類、甲殻類、頭足類
  • 捕食者:まぐろ・かじき類、さめ類、海産哺乳類

利用・用途
刺身や缶詰原料として利用される。

漁業の特徴
本資源は主に日本の竿釣り、米国の曳き縄及び日本・台湾のはえ縄で漁獲される。流し網やまき網でも漁獲されるが漁獲量は少ない。竿釣り及び曳き縄漁業は北緯25〜45度で夏〜秋に行われ、未成魚(2〜5歳魚)を漁獲する。はえ縄漁業は北緯25度付近より北側では冬〜春に未成魚及び親魚(6歳魚以上)を、その南側では周年親魚のみを漁獲する。

漁業資源の動向
1950〜1960年代に約5〜9万トンであったが1970年から増加し、1976年に最大(12.7万トン)となった。その後、漁獲量は減少し、1991年には3.7万トンまで減少した。この減少は主として日本の竿釣り及び米国の曳き縄の漁獲量の減少によるものであった。その後、著しい増加に転じ、1999年には12.6万トンに達し、史上2位を記録した。その後は、年変動はあるものの、減少傾向にあり、2011年の漁獲量は8.3万トン(暫定値)で前年の120%であった。

資源状態
資源状態は健全で、現状の漁獲圧は過剰ではないものの、解析の不確実性、加入量の変動(減少)の可能性を考慮して、漁獲圧を増加させない必要があるとされた。

管理方策
資源状態が健全であるとの2011年のISC報告を踏まえ、中西部太平洋ではWCPFCが、東部太平洋ではIATTCが2005年に採択した保存管理措置(漁獲努力量を現状より増加させない)により、継続して管理している。

資源評価まとめ
  • 現状の資源量は歴史的に中位水準にあり、資源は健全であると考えられる。

資源管理方策まとめ
  • 努力量をこれまでよりも増加させないことにより管理。