
--- 要約版 ---
ジンベイザメ(日本周辺)資源の現況(要約表)
資源水準 | 調査中 |
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資源動向 | 調査中 |
世界の漁獲量 | 調査中 |
我が国の漁獲量 | 年間数尾から数十尾程度の迷入? |
管理・関係機関 | |
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絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約 (ワシントン条約、CITES) |
最近一年間の動き | |
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世界的に特に目立つ動きはなく、2008年の日本周辺での出現は最近の中では最も多い23個体が確認されている |
生物学的特性 | |
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利用・用途 | |
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フカヒレ・肉は食用になるが、日本ではほとんど利用されない。まき網・竿釣りのさめ付き操業の指標となる。近年、幾つかの水族館で飼育・展示されるようになった。 |
漁業の特徴 | |
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我が国では本種を対象とした漁業はない。定置網による迷入は主に沖縄本島から九州、四国太平洋沿岸で起きているが、商業的価値はないので、普通、放流か廃棄され、ほとんど市場に水揚げされない。 |
漁業資源の動向 | |
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定置網による迷入は沖縄本島で1979〜1994年の16年間に78尾(年平均4.9尾)、季節は3〜9月で夏が多い。四国太平洋岸では1989〜1993年の5年間で25尾(年平均5尾)、6・7月が最も多い。日本周辺全体では毎年2〜23尾程度である。 |
資源状態 | |
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日本に本種を漁獲する漁業はなく、資源を定量的に分析できる資料はない。しかし、全国の定置網に偶発的な迷入の記録等があり、また、まき網漁業のさめ付き操業の回数は1990年代に増大し、1996年から1998年では毎年200回を越えている。双方の情報を考慮すると、日本周辺海域には毎年かなりの数が来遊してくると考えられる。 |
管理方策 | |
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過去の対象漁業による漁獲量と資源の減少、低い再生産率、そして将来の対象漁業と混獲による資源減少の可能性から、IUCN(国際自然保護連合)は本種を危急種に分類している。また、2002年のワシントン条約第12回締約国会議のインド、フィリピン共同の附属書U掲載案は可決された。 |
資源評価まとめ | |
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資源管理方策まとめ | |
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