キハダ 大西洋

Yellowfin Tuna, Thunnus albacares

 

最近一年間の動き

 本種の資源評価が、最近行われたのは2003年であり、以降、資源評価に関する新たな情報はない。1997年に勧告がなされた、小型魚(3.2 kg未満)の漁獲規制について、廃止する勧告が、2005年になされた(2006年より施行)。総漁獲量は、2001年から2005年にかけて減少傾向で、特にまき網漁業が減少している。

 

利用・用途

刺身、すし、缶詰などに利用され、はえ縄漁獲物は主として刺身、すしに利用される。外国では、缶詰に利用される比率が高くなっている。

 

漁業の概要

 大西洋におけるキハダの漁業は、1950年頃に始まり、1955年頃からは竿釣り及びはえ縄漁業が開始され、当初ははえ縄漁業が主体であったが、60年代後半以降まき網漁業による漁獲量が増加した( 1)。70年代後半以降、全漁獲量のうち平均して67%がまき網で漁獲されているが、近年、その比率はやや減少している。竿釣り漁業の比率は15%前後(大部分が東部大西洋)で、1960年以降大きな変動は見られない。1975年以降の大西洋のキハダの漁獲量は11万トン(2005年)から19万トン(1990年)の間で変動しているが、19811983年、19891994年、1996年、2001年が15万トンを上回っている。最近の傾向を見ると、1997年はやや減少し13.7万トンとなり、2000年までは14万トン前後で推移したが、2001年には回復して16.0万トン、その後は再び減少が続き、2005年には10.8万トン(1984年以降最少)となっている。2001年以降の減少の多くは東部大西洋で生じたものである。全体的にみると、1990年以降は漁獲量が減少傾向にある。なお、2005年の漁獲量は、200610月時点での暫定値であり、2003年に実施した資源解析においては2001年までのデータを使用した。

1. 大西洋におけるキハダの漁獲量の変遷(上:漁法別、下:国別(上位9ヶ国))

2005年は暫定値

 

 漁獲は大西洋の、およそ北緯45度から南緯40度にかけての広い範囲に分布し、主漁場は熱帯域である( 2)。東西で見ると、約80%が東大西洋で漁獲される。東大西洋にはギニア湾に大規模なまき網漁業があり、その漁獲は全体の約60%(東大西洋の約80%)に達する。はえ縄漁業は、大西洋のほぼ全域で行なわれているが、その割合は近年は低いレベルで、2005年には全体で2.3万トン(22%)にすぎない。近年、その比率は、横ばいもしくはわずかながら増加している。米国及びメキシコ船(メキシコ湾)、ベネズエラ船(一部の季節のみ)ははえ縄漁業でキハダを対象としているが、日本船及び台湾船は、近年熱帯域においてメバチを主対象として操業している場合が多く、一部の漁場を除いてキハダは主対象としていない。1990年代以降、日本船及び台湾船において、メバチを主対象とした深縄が多用されるようになり、比較的浅い水深で漁獲されるキハダにとっては非効率的なものとなっており、漁獲量の減少に寄与している。2005年にはまき網が6.0万トン(56%)、竿釣りが1.8万トン(17%)であった。1991年以来、東部大西洋(主としてギニア湾)においてまき網船は流れ物付き操業を発達させており、その結果、カツオ、メバチ及びキハダの小型魚等の漁獲が増大し、また漁場が西方及び赤道以南にまで拡大した。この流れ物の利用、鳥レーダーやソナー等の利用によって、漁獲効率は年々高くなってきていると推定され、粗努力量は減っているものの、漁獲効率を加味した実質的な努力量は安定しているものと思われる。

2. 大西洋におけるキハダの漁場(漁獲分布、20002004年)

青:はえ縄、赤:竿釣り、黄:まき網、白:その他

ICCAT (2006)より引用

 

 

 最近年(20012002年)における漁獲物のサイズは、竿釣りでは、ガーナ船が平均2.5 kg(尾叉長約50 cm)で、それ以外の船は730 kgで、非常に変動が大きい。はえ縄漁業(日本船)の漁獲物は、年によって若干異なるが、最近年では120 cmから160 cmが主体で、モードは140 cm(約53 kg)付近である。まき網漁業は、東部では50 cm150 cmの双峰形(中間及び160 cm以上は非常に少ない)で、西部では東部より若干小型で40 cmから140 cmの体長範囲で、その中間の漁獲が多い。東部大西洋のまき網は、第1四半期には産卵期・産卵場における素群れによる大型魚の漁獲、及び主として第1・第4四半期におけるカツオやメバチと混ざっての付き物操業による小型魚の漁獲があり、それが体長組成に反映されている。

国別の漁獲量( 1、付表 1)を見ると、フランスとスペインが従来から多く、最近ではガーナの比率も高くなっており、ガーナは、ここ数年は減少しているものの、2005年にはスペインを抜いて第2位となった。2005年はこれら3カ国合わせて全体のほぼ5割を占める以下、ブラジル、パナマ、米国、ベネズエラ、ケープベルデと続き、日本は9番目の約4,100トンである。日本船は現在では全てはえ縄による漁獲であり、近年では減少傾向もしくは低位の横ばいであったが、2004年には前年のおよそ2倍の漁獲があり、2005年(暫定値)にはやや減少したものの、2003年以前と比べるとなおも高い水準である。2003年以前の減少、横ばいについては、前述したメバチ主対象の深縄の増加及び1999年に実施された遠洋はえ縄船2割減船による影響が2003年以降の増加は、努力量の増大が主な原因と考えられる。

 

生物学的特性

 キハダは熱帯域から温帯域にかけて広く分布するが、適水温がやや高いためかメバチより分布が南北方向にやや狭い(3)。鉛直方向の分布もメバチよりやや浅く、通常水温躍層の上部以浅の水深に分布する。小型魚はメバチやカツオと混じって群を形成するが、大型になると他魚種と混じる事は少ない。これらの魚群はまき網や竿釣りの対象となる。産卵は水温24℃以上の水域で行なわれ、主産卵場(産卵期)として、1月から3月にかけてのギニア湾赤道域、5月から8月にかけてのメキシコ湾、7月から9月にかけての南カリブ海が知られている(ICCAT 2001b)4)。

3. 大西洋におけるキハダの分布域

 

4. 大西洋におけるキハダの産卵場と産卵期(月で示した)

(卵巣標本を収集し、組織学的観察により確認されたもののみ。

地図上の範囲は、標本採集場所を表す)
ICCAT (2001b)
より引用

 

 Arocha et al. 2001)によると、1回当たりの産卵数(Batch fecundity)は、尾叉長132 cm120万粒、142 cm400万粒であると推定されている。卵は分離浮性卵で直径約1 mm、孵化までおよそ24時間である。生物学的最小型は尾叉長60 cm程度との報告もあるが、はえ縄漁獲物を用いた卵巣の重量及び断面の肉眼観察によると、120 cmないしそれ以上になるまで成熟していないと推定される(Matsumoto and Miyabe 2000 Matsumoto et al. 2003)。他の大洋における本種の特性(例: Schaefer 1996)から産卵は夜間に行なわれ、ほぼ毎日産卵するものと想定されている。雄は雌より大型になると考えられ、120 cm程度から雄の割合が高くなり150 cm程度になると大部分が雄である。成長式はGascuel et al. 1992)、体長体重関係はCaverivière et al. 1976)によって推定されたものが用いられており、それぞれ以下のとおりである。

L = 37.8 + 8.93t + (137.0 - 8.93 t)[1 - exp(-0.808 t)]7.49

W = 2.1527 * 10-5  L2.976

  L:尾叉長cm

  W:体重kg

  t:年齢

 これらの式に基づくと、1歳で48 cm2.2 kg)、2歳で78 cm9.3 kg)、3歳で120 cm32.8 kg)に達する。つまり、成熟年齢は満3歳である(5、表1)。成長速度は年齢により異なり、1歳まではやや遅く、それ以降は速くなり、5歳を超えると成長が非常に鈍くなり、ほぼ成長が止まる。本種の寿命は正確には判っていないが、年齢査定の結果や成長が速いことから、メバチより短く710年であろうと考えられている。自然死亡係数Mは、標識放流データより、若齢魚の方が成魚より高いと推定されている。

5. 大西洋キハダの成長

 

テキスト ボックス: 表1. キハダの年齢ごとの体長および体重
年齢	1	2 	3 	4 	5 	6 	7 	8 	9 	10 
尾叉長(cm)	48	78	120	148	163	170	173	174	175	175
体重(kg)	2.2	9.3	32.8	62.4	83.0	93.5	98.3	100.3	101.1	101.4

 

 2006年のICCAT SCRS会議において、新たな成長式が報告された(Shuford et al., 2006)。これは、稚魚から成魚に至るまで、耳石日輪により査定を行ったもので、von Bertalanffyの成長式によく適合しており、上述のGascuelの成長式で仮定しているような、漁期での成長の遅滞の存在を支持していない。求められた成長式は以下のとおりである。従来の成長式に比べて、1歳以上において、体長が上回っている。

L = 245.541 [1-exp(-0.281(t-0.0423))]

本種の胃中には魚類や甲殻類、頭足類等幅広い生物が見られ、それほど嗜好性はないようである。稚仔魚時代には、魚類に限らず多くの外敵がいるものと思われるが、あまり情報は得られていない。遊泳力が付いた後も、まぐろ類を含む魚食性の大型浮魚類による被食があるが、50 cm以上に成長してしまえば、大型のかじき類、さめ類、歯鯨類等に外敵は限られるものと思われる。

大西洋におけるキハダの系群構造は、以前は南北の2つの系群が想定されていたが、南北間(及び東西間)の魚群に交流がある事が標識放流によって確かめられたことから(Ortiz 2001)、大西洋全体で単一の資源を成すものと考えられている。DNA解析によると、大西洋における系群の有無やインド-太平洋資源との差は明らかになっていない。

 

資源状態

 資源評価に必要なCPUEはまき網、はえ縄及びその他から得られているものの、漁獲の大部分を占めるまき網漁業のCPUEは漁業の技術革新もあってうまく標準化が行われていない。まき網漁業の漁獲効率の改善が年率3%と仮定して推定したCPUEEU、ベネズエラ)と、日本の東大西洋、米国・メキシコのメキシコ湾、ベネズエラ・米国・ブラジルのはえ縄漁業、米国の釣り漁業(Rod and Reel)、ダカールを基地としたヨーロッパの竿釣り漁業(Bait boat)から得られた年齢別標準化CPUE19652002年までのうち、利用可能なもの)が使用され(米国釣り漁業は、小規模であるため、基本的な解析からは除外した)、VPA2-BOX)による解析が行われた。年齢組成(Catch-at-age19702001年)は、5歳以上をプラスグループとし、Mの値は、1歳以下は0.82歳以上は0.6、成熟年齢は3歳(ナイフエッジ型)と1.0で固定した場合、全年の値を個別に推定した場合、初期値0.2としてランダムウオークで振らせた場合の3通りを試行し、初期値0.2としてF-ratioをランダムウオークで振らせたものが最適と判断された。結果の概略を6に示す。

テキスト ボックス:   
  
図6. VPA(2-BOX)による大西洋キハダの資源解析結果の概要
ICCAT(2004)一部改変

親魚量(SSB)のトレンドは1970年の70万トンから徐々に減り続け、1985年には20万トン半ばと推定された。その後1990年頃まで増加し、1990年代に入ってからゆるやかに減少している。加入量は7,0009,000万尾の間を変動した。まき網のCPUEは、漁獲効率の改善が統計的に補正されたものではないこと、他にも証明されていない仮定が含まれていることから、結果の解釈(特に若齢魚について)には注意が必要である。F-ratioF5 +/F4 )の値は、すべて上記のVPAで推定されたFを用いて、YPR(加入量あたり漁獲量)及びSPR(加入量あたり親魚資源量)解析を行った。成熟年齢を3歳、産卵資源の年齢別重量には第1四半期初めの重量を、また漁獲における年齢別重量には第3四半期の初めにおける重量を用いた。推定されたFmax F1999-2001 の値はほぼ同値0.8であり、FMSY はそれよりも12%小さい(0.72)ものの、YPR0.5%小さいに過ぎない。F0.1 F=0.55)はFMSY よりも25%小さいにもかかわらず、YPRFMSY のものよりも4.2%小さいに過ぎないという結果が得られた(7)。

テキスト ボックス:   
図7. VPA結果に基づく、YPR(加入量あたり漁獲量)
およびSPR(加入量あたり親魚資源量)解析結果
ICCAT(2004)より引用

 VPA-2BOXでの解析結果を用いて、FFMSY とほぼ等しい0.80.96 F1992)及び0.55F0.1)の3ケースにそれぞれ固定して2001年から10年間について予測を行った。その結果、F=0.8の場合には漁獲量、SSB(親魚資源量)、F/FMSY B/BMSY ともにほぼ現在レベルが維持され、F=0.55の場合にはF/FMSY 2003年までに約0.8まで減少しその後安定、漁獲量は2006年以降15万トン弱で維持され、SSBは現在の約12万トンから2010年には25万トンへと緩やかな増加が見込まれる。漁獲努力及び漁獲量が最近10年間でのピークの1992年のF=0.96の場合では、F/FMSY 2003年以降ほぼ1.3で安定するが、漁獲量、SSBB/BMSY は緩やかに下降を続ける(8)。

 

 

a

テキスト ボックス:

b

テキスト ボックス:

c

テキスト ボックス:

8. VPA(2-BOX)の解析結果に基づく、資源のプロジェクション(将来予測)

a) FMSY=0.8b) F1992=0.96c) F0.1=0.55 (ICCAT 2004を改変)

 

 別の資源解析、資源評価手法として、プロダクションモデルも行っている。プロダクションモデル解析では、平衡モデル(PRODFIT)及び非平衡モデル(Multi-fleet non-equilibrium production model Maury 2001及びASPIC)にもとづく解析を行った。

 平衡モデルのPRODFITでは、単一の漁獲・努力量(もしくはCPUE・努力量)しか用いることができないため、VPAにおいて使用したCPUE Indexを一本化して、大西洋全体のキハダ漁業としての入力データとし、Foxモデル(Shape parameter m=1)、Schaeferモデル(m=2)及びmを推定の3つのモデルを適用した。推定されたMSY15.4万トン〜16.1万トンと比較的類似した値が得られた。MSY15.4万トンと算定されたm=2.0 で代表させると、2001年現在の努力量0.30に対し、MSYを実現する努力量は0.25で相対努力量は0.83、すなわち現在の総努力量の83%と推定された(9)。

9. 平衡プロダクションモデル(PRODFIT)で推定された相対努力量の年変化、

相対努力量とCPUE、相対努力量と漁獲量の関係 (ICCAT 2004一部改変)

 

 非平衡モデルのASPICは、解析開始年を1950年、1957年及び1970年の3通り、さらに1970年開始とした場合のB1 /Kの固定値を0.800.850.903通りの計5通りについて解析を行った(1950年及び1957年開始の場合にはB1 /K1.0に固定)。結果として、1957年を開始年とした解析が最終モデルとして選ばれ、MSY14.8万トンと推定された。しかしB2001 /BMSY 0.733F2001 /FMSY 1.46となり、現在の漁獲死亡率は、MSYを達成するレベルをかなり上回っているという悲観的な結果を示した。

 同じく非平衡モデルのMulti-fleet non-equilibrium production modelにおいても、1957年が開始年とされ、推定されたMSY14.7万トンとASPICとほぼ同様の結果が得られた。しかし、推定されたB2001 /BMSY 1.10F2001 /FMSY 1.02、すなわちほぼ現在の資源量及び漁獲死亡率はMSYを達成するレベルにあると推定され、ASPICに比べて楽観的、むしろPRODFITに類似した結果となった。ASPIC及びMulti-fleet non-equilibrium production modelにより推定されたバイオマス及びFのトレンドをそれぞれ10、図11に示す。

10. 非平衡プロダクションモデルASPICにより推定された大西洋キハダのバイオマスおよびF
ICCAT(2004)
一部改変

 

11. 非平衡プロダクションモデルMulti-fleet non-equilibrium production model

により推定された大西洋キハダのバイオマスおよびF
ICCAT(2004)
一部改変

 

 資源評価の概略を2に示す。それらの結果によれば、MSY2001年時点)は平均14.8万トンであり、2001年の漁獲(15.9万トン)はこれを上回っている。また、FMSYを与える値(FMSY)前後にあると推定された。従って、資源の利用は、乱獲ではないものの満限に近いレベルにあり、努力量はこれ以上増やさない方が望ましいと言える。現在(2001年)の漁獲はMSYをやや越えており、Fの値もMSYレベルの前後となっているので、資源はほぼMSY付近にある。今後の動向には注意を要する。

 

2. 大西洋キハダの資源管理基準値と漁獲量解析結果の概要
(2003
年解析時点、単位1,000トン)

MSY

148147.2 – 161.0

現状の(2001)漁獲量

1592005年:108

相対バイオマス(B2001/ BMSY

73-103  %

相対FF2001/ FMSY

87-146  %

 

 2006年のICCAT統計調査委員会(SCRS)に提出された、標準化された2005年までの日本のはえ縄CPUEの傾向を見る限り、資源評価で用いられた最新年である2001年以降、際立った変化は認められない(Okamoto 2006ICCAT 2006)。

 

 

管理方策

 本資源の管理はICCATにより行なわれており、1973年に「3.2 kg未満のキハダの漁獲尾数は全体の15%以下とする」という勧告がなされたが、遵守されなかった。1998年及び1999年の小型魚(3.2 kg未満)の比率は全体でそれぞれ55%及び70%に達しており、特に東大西洋の竿釣り、まき網で高い。ただし、小型のキハダは、特に流れ物付き操業において、重要な漁獲魚種であるカツオと群れをなしている場合が多いため、小型魚の漁獲を避けるのは困難な現状にある。なお、この勧告は、2005年に廃止が決定され、2006年より施行されている。1993年のICCAT行政官会議では、「有効漁獲努力量は1992年レベルを超えないように」と勧告している。1997年末期以降、東大西洋において、小型まぐろ類の混獲を減少させるために、11~1月、ギニア湾におけるまき網漁業の流れ物操業のモラトリアムが実施されていたが(12)、それは、もともとメバチの漁獲制限のために行われたものであり、キハダについては、効果が薄いようであり、その間のキハダ小型魚のFは逆に増加している傾向が見られる。他の漁場へのシフト、モラトリアムを実施していないガーナ船の漁獲等の影響が考えられるが、詳細は不明である。また、2004年のICCAT行政官会議において、111月のまき網流れ物操業禁止に代わり、2005年より、11月にギニア湾の一部の海域(05°N1020°W)におけるすべての表層漁業を禁止する措置が決定された( 12)。

 

12. 大西洋における流れ物操業もしくは表層漁業のモラトリアム実施海域。赤斜線部:111月、流れ物を利用したまき網の禁漁域、19972004年、青点:11月、すべての表層漁業の禁漁域、2005年〜。
ICCAT (2001a)
を改変

 

キハダ(大西洋)の資源の現況(要約表)

資源水準

中位

資源動向

横ばい

世界の漁獲量

(最近5年)

10.816.0万トン

平均:13.1万トン

我が国の漁獲量

(最近5年)

2.15.9千トン

平均:3.5千トン

管理目標

MSY 14.8万トン

資源の状態

B2001/BMSY0.73-1.10

F2001/FMSY :0.87-1.46

RY2001年漁獲量より若干少ないと推定

FMSY0.72

管理措置

漁獲努力量を、1992年レベルを超えないようにする

ギニア湾の一部海区における11月中の表層漁業の操業禁止

管理機関・関係機関

ICCAT

 

執筆者

 かつお・まぐろグループ

 熱帯性まぐろサブグループ

 遠洋水産研究所 熱帯性まぐろ研究室

 松本隆之

 

参考文献

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Caverivière, A., F. Conand and E. Suisse de Saint-Claire. 1976.  Distribution et abondance des larves de thonidés dans l'Atlantique tropical oriental. Etude des données de 1963 a 1974. Doc. Sci. Cent. Rech. Océanogr. Abidjan. ORSTOM, 72: 49-70.

Gascuel, D., A. Fonteneau and C. Capisano. 1992.  Modélisation d'une croissance en deux stances chez l'albacore Thunnus albacares de l'Atlantique Est.  Aquatic Living Resources, 5 3: 155-172.

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